黒い虫が見える

カウンセリング

虫が映るのは病気なのか

たまに目の前に虫が浮いていることがある、という人は少なくないでしょう。飛蚊症という名で知られるこの症状は、目の網膜の中にある硝子体の中で、ゴミとなるものが浮遊して網膜に映し出されることで虫のように見えます。視線を動かしたときにその虫も一緒に動くのであれば飛蚊症だと言って良いですが、そうでないならば網膜や視神経の異常であるので、飛蚊症だから放っておいてもよいという考え方は間違っています。また近眼の人は眼球が長い傾向があり、硝子体の中が空洞になりやすく目の細胞などの物質が入り込みやすくなります。さらに加齢によって硝子体の後部が剥離し、内部が混濁し飛蚊症はひどくなりやすいです。飛蚊症自身が何か大きく悪影響を及ぼすものではなく、網膜剥離や感染症などの何かしらのサインとして捉えることが大事です。

症状を軽く見過ぎない

急激に飛蚊症が起き始める、ということは目の危険なサインであり、一刻も早く眼科を受診する必要があります。硝子体が出血していたり、網膜の病気が進行し緑内障が発生していたりします。そういったサインを感じて病院に行く際は、時間のある時、運転せずともよい時にしましょう。なぜなら、眼底検査を行い瞳孔を拡げて検査するので、目の見え方が普段と変わるため運転は控えなければ危険だからです。日本ではレーザーを使った飛蚊症の治療は行っていませんでしたが、2013年に規制は解除されて受けられるようになりました。ただ、飛蚊症そのものは基本的に治療は経過観察であり、普段の食生活や運動で免疫を高めることで改善を図るという考えも存在します。若年層にも眼精疲労やストレスがもとで症状が出ることがあるので、その部分を改めるという意味で有効だということかもしれません。